もくの日暮らし

東京の片隅に住む、子なし専業主婦の日々を綴ります。

暑い時には西の着物を。寒い時には東の着物を。

昨日と今日の気温差は10℃だそう。

そんなグッと寒くなった今日は月に一度の病院デー。がんばった…!

私はうつ病10年越え選手なので、毎月精神科にお世話になっています。

急な気温の低下、低気圧、雨。うつ病者が調子を崩す条件をフルで満たしたような今日。

最近歩くようにしているおかげか、今のところなんとか無事に過ごしています。運動習慣大事。

 

さて、着物のお話。

春の陽気だった昨日は大島紬に手が伸び、冬の寒さとなった今日は結城紬に手が伸びました。

どちらも絹織物で、大島紬の主な産地は奄美大島、鹿児島などの西日本、結城紬の産地は茨城、栃木と東日本なんです。

あくまで私のイメージですが、大島紬はひんやり系、結城紬はほっこり系で、手触りもそんな感じです。

暖かい地方で生まれた着物はひんやりと、それより涼しい地方で生まれた着物はほっこりとして、身体を包んでくれる。道理なのですが、それが楽しい。

 

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大島紬

骨董市でお迎えしたもの。証書もなくまたプロでもないので、真贋はわかりませんがたぶん大島。もう一枚大島を持っていますが、どちらも質感はツルツルで少し光沢があり、ひんやりしていて薄手で軽い感じです。

大島紬は発祥の地である奄美大島の他、ざっくりと、鹿児島、宮崎、東京、韓国など産地が色々ありまして、この大島紬がどこのものかはわかりません。おそらく、昭和50年代に大島紬が流行した際に作られたものかと思ってます。

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結城紬

着物のネットショップでお迎えしたもの。証書がないですが、たぶん結城きっと結城。

実は、結城紬のお迎えは初めてであまりよく分かっていません。ググったところ、産地は茨城と栃木だそうです(ほんとにざっくり)。結城紬にも真贋や廉価品など色々あるようです。とりあえず、手持ちのものの質感はほっこり柔らかで厚みがある感じです。

 

ちなみに洋服だと、夏はインド綿が冬はフランネルが恋しくなります。(Google先生によるとフランネルはイギリス出身みたいですね)。

 

布は産地によって質感が違うのが楽しいところ。その土地の風土を反映してるのが面白い。布好きとしては、色々な土地の布を纏える現代に生まれたのは僥倖です。