もくの日暮らし

東京の片隅に住む、難治性うつ病持ち子なし専業主婦の何気ない日々を綴ります。

子供がいない事への私なりの落としどころ

こんばんは、もくです。

 

突然ですが、私は発達障害グレーゾーンです。

14年に及ぶうつ病闘病生活の中で、心理検査を受けた際に医師に告げられました。

ちなみにASD(Autism Spectrum Disorder:自閉スペクトラム症)寄りなんだそう。

 

ASDとは発達障害の1つで、脳の発達機能に偏りがあることにより、「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「イマジネーションの障害」の、3つの特徴が現れるとされています。

ASDグレーゾーンの人口割合については、20人に1人とも言われているようです(様々な書かれ方があるので一様ではありません)。

クラスに1〜2人いる、ちょっと浮いてる感じの子みたいなイメージでしょうか。

 

先に弟がASDと診断されていたので、自分がグレーゾーンということは、なんとなく納得でした。ショックではありましたが…。

診断こそ受けていませんが、父親が完全にそうなので、遺伝なのでしょうね。

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スペクトラムとは、英語で連続体・分布範囲のこと。虹色の帯の移り変わりの図をご想像ください。

 

という訳で、これまでの人生を振り返ってみると、確かに生きづらかった!

なんだか、周囲との微妙だけど確かな齟齬があるというか…。

なんでそうなのか分からなくて、「なぜ周りとうまくやれないんだろう、なぜ周りのようにできないんだろう」と、自分を責め非常に辛かったのですが、なるほど!グレーゾーンだったからか!と腑に落ちました。

今では、ハード(人間)は同じだけど、CPU(脳)が違うみたいな感じで捉えてます。

 

 

長々と書きましたが、以上の自分の生きづらさを考えると、子供いなくてよかったのかもなあと思える瞬間が増えてきまして…。

こんなマイナスなところを受け継がせないで済んでよかったなあとか(発達障害が確実に遺伝する訳ではありませんが)。

パートナーである夫も精神疾患を発症してしまい、いろんな意味で子供いなくてありがたいな、と思うことも増えました。

 

(もちろん、これは子供を持った経験のない人間の私見なので、お子さんをお持ちの方は違う思いをお持ちだと思います。)

 

でも、この考え方は少し寂しくて切ないので、ちょっとスピリチュアルな捉え方ですが、以下のように思うことにしています。

 

「この世には、私達夫婦の子となる魂的なものが存在するかもしれないが、私達の子だったらきっと我々の今の惨状を見て、空気読んで登場しないはず!」

 

こんな感じ。我々夫婦は揃って過剰に空気を読むタイプなので…。

 

ここら辺が、今一番しっくりきている、私の子供がいない事への落とし所です。

大事な事なので、書き留めてみました。

 

 

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。