もくの日暮らし

東京の片隅に住む、難治性うつ病持ち子なし専業主婦の何気ない日々を綴ります。

生き方の変化〜Less is Moreへ〜

こんにちは。

子なし専業主婦のもくです。

 

ここ15年の課題だった「生き方」について、今の考えを書き留めておきたいと思います。

 

なぜ15年かと言うと、うつ病が発病してから今年で15年目だからです。

 

長年の闘病生活の中で、生き方そのものが変化したと感じたので、書き出してみます。

 

 

 

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。」

       アルベルト・アインシュタイン

 

私はかなり頑固な質で、「常識」や「普通」に囚われやすい人間でした。今もそう。

 

正に、アインシュタインの言葉通り、偏った考えをガチガチに身につけておりました。

 

大学出たら安定したところに勤めて、結婚して子供を育てて…

 

実際、その通りに動いていました。

 

大学院修了後、地元の市役所に入庁。ここまでは、思い描いた通り。

 

しかし、間もなくうつ病でダウン。病状が重く、結局は辞職せざるを得ませんでした。

 

そこからは、身につけた常識・普通の枠から外れた生活を送ることになり、自分の中の「常識・普通」が長年に渡り自身を苦しめてきました。

 

なぜ、自分は普通ではないのだろう…。

 

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でも、15年目の今、少しずつ考えが変化してきました。

 

外にお勤めしなくてもいいんじゃないか。

専業主婦でもいいんじゃないか。

沢山稼いで、沢山消費しなくてもいいんじゃないか。

小さく生きればいいじゃないか。

 

と、いうふうに。

 

 

もちろん、夫や周りの人達に守られているから、そう言えるのですが。

 

今までは、守られていることを恥じて、自責の念で必要以上に苦しんでいました。

 

(ちなみに、うつ病という病気は、脳の機能に障害が起きる病気なので、病状が悪い時には自動的にマイナス思考になる傾向があります。)

 

でも、自分を責めることで回復が遅れるのでは、なんだかおかしいと、ようやく気が付けました。

 

15年目にして、そう考えられるほど、回復してきたのだと思います。

 

まだまだ油断ならないけど、ひとまずここまでこれたことは、ありがたいです。

 

生き方を変えなければ、生き残れない。

うつ病は、本当に恐ろしい病気です。

 

自分を良い方に強制的に変えてくれているかもしれないけど、うつ病になってよかったなんて決して思えません。

 

できれば経験したくなかったし、早いところおさらばしたいです(私の華の20代〜30代、帰ってこないかしら)。

 

 

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今、好きな言葉は「Less is More」。

少ない方が豊かであるという意味です。

 

物や選択肢は多いほどよいと思っていたけど、そうでもないのかも。

 

多くのものを消費して必要以上の刺激や物に囲まれることを是とした生活を、手放したいと思います。

 

不要なものを手放し、自由に軽やかに小さく生きたいです。

 

そして、残った大切なものを大事に生きていきたいです。

 

今の大きな目標は、お家のダウンサイジング。

 

私の大量の着物や、収納家具達がそれを阻んでいるので、小目標として、それらを少しずつゆっくりでよいので、確実に手放していきたいと思います。

 

好きで集めたので、手放すのがものすごく大変ですが…やります…!

 

スモールステップで、今日からメルカリで本などを手放して、取捨選択の判断力を養いたいと思います。

 

 

七十二候は、蒙霧升降〜ふかききりまとう〜。

夏が去ろうとしています。

 

季節の変わり目はやたらと眠くなります。

無理せず参りましょう。

 

 

追記:

自分にとってとても大事なことを書いたのですが、なんだかまとまりのない感じの文になってしまったので、また手直しします。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!