もくの日暮らし

東京の片隅に住む、子なし専業主婦の日々を綴ります。

私が「子なし専業主婦」と名乗る理由

こんにちは、子なし専業主婦のもくです。

 

先日、よく視聴している「子なし専業主婦」のYouTuberさんのコメント欄に、

「なぜ子なしという言葉を使うの?わざわざそんなネガティブなワードを使わなくてもいいのに」

というような内容のコメントが寄せられているのを目撃し、同じ「子なし専業主婦」を名乗る者として、そういう意見を持つ人もいるのかと、考えさせられました。

 

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私が「子なし専業主婦」というワードを使うのは、単純に属性を表しているためと、あと、同じような立場の方に見てもらいたいという気持ちがあるからです。

 

なぜなら、私が子なし専業主婦をスタートした時、ロードモデルがなかなかみつからず、今後どう生きていってよいか分からずに苦労したからです。

 

「子なし専業主婦」を名乗り、その日常を書き綴ることで、誰かの参考になれたらこの上ないと思います。

 

私が子なし専業主婦になった理由はコチラをご参照ください↓

 

うちに子どもがいない理由①〜私と子宮内膜症〜 - もくの日暮らし

 

うちに子どもがいない理由②〜うつ病と私〜 - もくの日暮らし

 

 

私の「子なし人生」がほぼほぼ確定したのは、2020年でした。

 

また、詳しく書くこともあるかもしれませんが、その年に子宮頸がん一歩手前になり、子宮頸部を切除したのです。

 

手術するまでの過程で色々と調べてもらった結果、やはり妊娠自体が非常に困難であることがダメ押しで判明しました。

 

鬱病の方も、本当にじわじわと、一年に1cm進めるかどうかくらいの体感でしか治っておらず、もう、こりゃあかんと子どもを諦めざるを得ませんでした。

 

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少し脱線しますが、

 

よしんば、なんらかの奇跡が起きて子を授かっても、精神疾患持ちの両親の元に生まれてくることは、子どもにとって非常に大変だろうと思います。

 

あと、私たち夫婦の家族にそれぞれ発達障害者がいるので、遺伝的にも私たちの子供はその素養を持って生まれてくる可能性が高いです。そうすると、本人も私たち夫婦も大変な苦労を背負うことになる…。

 

と、こんなことを思うこともあります。

 

無意識に、今の状況での「子あり」のデメリットを探しているのかもしれないですね。

 

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子なし人生が確定した時、私は途方に暮れました。

 

何故なら、同じような境遇の人が周りにいなかったからです。

 

子なし確定まで私はずっと、子のいる人生を思い描いて生きてきました。

 

36歳まで信じていた未来図が無くなり、どうしていいかさっぱり分からなくなったのです。

 

不安、落胆、絶望。 

 

色々な感情が交錯する中、身近な夫や母に不安をぶつけたりしましたが、夫は子どもを持つことに執着が無かったので何も分かってもらえず。

 

母は、子のある人生を歩んだ人なので、やはり違う。

 

友人にも該当者がおらず、知り合いにもいません。万事休すでした。

 

一人で、「じゃあ、切り替えて違う事を目標にして生きよう!」となれればよかったのですが、私はそんなに強くはなかったです。

 

とにかく、道標が欲しくて堪りませんでした。

 

それから、本やインターネットで同じような立場の人の情報はないか、探し回る日々が始まりました。

 

2年経過した今、同じような立場の人がどう生きているのか少しずつ情報が集まってきて、精神的に少しずつ楽になりました。

 

案外、その皆さんが日々を楽しく送っており、その姿を見て気持ちがとても救われました。

 

先輩方に感謝です。

 

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そんな経緯があり、現在「子なし専業主婦」を名乗っております。

 

私の場合、+αで鬱病持ちなので、たまに気持ちがどん底まで落ちたりしますが。

 

それでも、なんとか生きていて、日々は過ぎてゆくし、楽しい日も勿論ある!ということをぽつぽつと書いていきたいです。

 

あとは、なんだかんだで時間薬が効いたことを書き添えておきます。その名の通り、時間はかかるけれど。

 

私の日常が、この世の誰かの、何かの参考になれば嬉しいです。

 

 

七十二候は、温風至〜あつかぜいたる〜。

熱風の吹く本格的な夏もすぐそこです。

 

水分補給を欠かさずに、熱中症に気をつけましょうね。